「胸が小さい」「胸の形が悪い」
――こうした悩みは、多くの女性が抱えているものではないでしょうか?
バストアップのためには食事や生活習慣の改善なども必要ですが、そのうえでツボを刺激すると、リンパの流れが良くなったり、乳腺の発達が良くなったり。
結果的に、バストアップにもつながると考えられています。
正しくツボを押すことで、自律神経を整え、ストレスを緩和することも、バストアップの手助けになるでしょう。
ツボのマッサージは手軽にできてリフレッシュ効果もあります。ちょっとした空き時間などにぜひ試してみてください。
それでは早速、に悩んでいる人へ向けて、バストアップに効果的といわれる全身のツボをご紹介していきます。
バストアップに効果的なツボ~頭~
頭には、自律神経を整えたりストレスを和らげるツボが多数あります。
バストアップに必要な女性ホルモンは、自律神経やストレスの影響を受けやすいもの。ツボを押して刺激することで、間接的にバストアップに繋がるでしょう。
ぜひ気持ちを落ち着かせたいときにも、これからご紹介するツボを押してみてください。
百会(ひゃくえ)
「百会(ひゃくえ)」は、頭痛・肩こり・眼精疲労に効果的といわれているツボ。自律神経を整える効果も期待できます。
左右の耳の穴を繋いだ線と、顔の中心線の延長が交わる部分に百会(ひゃくえ)はあります。ちょうど頭頂部の中央にある、少し頭蓋骨がへこんだところですね。
疲労やストレスを感じたときに、指の腹でグッグッと押さえましょう。
天柱(てんちゅう)
「天柱(てんちゅう)」も自律神経を整えたり、ストレスを和らげる効果が期待できるツボです。
「天柱(てんちゅう)」を押す際は、まず首の後ろ(うなじ)にある2本の太い筋肉を確認しましょう。膨らんだ筋肉部分の外側にできたくぼみ部分が天柱(てんちゅう)です。
親指で押しながら首を軽くうしろに倒すと、上手に刺激できます。
デスクワークで凝りを感じたときに、天柱(てんちゅう)を押すと気分転換にもなりますよ。
バストアップに効果的なツボ~耳~
頭の次は、耳にあるバストアップに効果的なツボをご紹介します。
耳には数多くのツボが密集していて、バストアップ以外にも様々な効果が期待できるようです。
中でも、耳には自律神経を整えるツボ、ストレスを和らげるツボ、ホルモンバランスを整えるツボがあります。
手軽に刺激できるツボもたくさんありますので、空き時間や、なにかのついでに押してみてください。
内分泌点(ないぶんぴつてん)
「内分泌点(ないぶんぴつてん)」は新陳代謝を促進して、様々なホルモンバランスを整えるといわれるツボです。
内分泌点(ないぶんぴつてん)は、耳の穴の下にあるUの字になった部分です。
乱れた女性ホルモンを整える効果も期待でき、バストアップにもつながるでしょう。指や綿棒を使って優しく押しましょう。
神門(しんもん)
「神門(しんもん)」は、ストレスを和らげて精神を安定させる効果が期待できるツボ。
耳の上部、Y字になった軟骨のくぼみに位置しており、人差し指・親指で軽くつまんで外側に耳ごと引っ張る方法で刺激すると、効率的にツボを押すことができます。
交感(こうかん)
「交感(こうかん)」は乱れた自律神経を整える効果を持ったツボです。
場所は耳上部の内側、耳のくぼみに差し掛かる直前の軟骨のところ。
軟骨ごと人差し指と親指でつまんで、優しくグッと押し刺激しましょう。
バストアップに効果的なツボ~胸周り~
バストアップのツボで欠かせないのは、やはり胸周り。
胸周りにはバストアップに効果的なツボが数多くあります。
女性ホルモンの分泌を促したり、胸周りの血行を良くする効果があるため、ぜひ日常的にマッサージしましょう。
渕腋(えんえき)
「渕腋(えんえき)」は女性ホルモンの分泌を促すツボだといわれています。
バストの周辺にあるツボのため、バスト周りをほぐして血流をアップさせる効果もあり、血流が良くなるとバストに栄養が届きやすくなります。
また、姿勢を良くする効果もあるといわれ、バストアップには姿勢の改善も欠かせません。
乳首から脇の下に向かって10cm程度の位置に渕腋(えんえき)はあります。10cmは、女性であればだいたい手のひらを閉じたままの横幅よりすこし大きいくらいだと思っていただければいいでしょう。
左右両方同時に、親指の腹でグッと押して刺激しましょう。
なお渕腋(えんえき)は、押すと「痛い」と感じる人が多いため、無理せず自分のペースで優しく刺激しましょう。
中府(ちゅうふ)
「中府(ちゅうふ)」はバスト周辺のリンパの流れを良くするといわれているツボです。
バストアップだけでなく、肺の機能を改善する呼吸系のツボとしても知られています。
中府(ちゅうふ)は鎖骨外側下のくぼみから、親指1本分下の位置にあります。……と、言われてもちょっと難しいかもしれませんね。
そのほかの見つけ方としては、鎖骨の下側をなぞり、肩の骨に当たったら指2本分程度下に下がった部分を押して「少し痛い」と感じるポイントを見つけましょう。
人差し指・中指・薬指を揃えて数秒押して力を緩めるマッサージを、5回程度に分けて繰り返しましょう。
天溪(てんけい)
「天溪(てんけい)」は乳腺の発達が期待できる、バストアップ系の代名詞ともいえる有名なツボです。
位置としては、乳首から真っすぐ外側に向かったバスト付け根(輪郭部分)にあります。
左右の天溪(てんけい)に親指の腹をあて、バストを包み込むように持ち上げて、内側へグッと押し込んでマッサージしましょう。
膺窓(ようそう)
「膺窓(ようそう)」は女性ホルモンの分泌を期待できるツボです。
バストアップだけでなく、美髪や美肌にも効果があると言われています。
乳首と鎖骨を繋いだ線の中央に膺窓(ようそう)があり、凝っている人や血流が滞っている人は痛みを感じやすいです。
人差し指・中指・薬指を使って優しくほぐしましょう。
壇中(だんちゅう)
「壇中(だんちゅう)」も女性ホルモンの分泌が期待できるツボ。自律神経を整えたりストレスを和らげるのにも効果的といわれています。
位置としては、左右の乳首を結んだ中央(胸骨あたり)にあります。
人差し指に中指を重ねながら、2本の指の力でツボを押して刺激しましょう。
乳根(にゅうこん)
乳根(にゅうこん)」は女性ホルモンの分泌やリンパの流れを良くするといわれているツボ。
乳首から指2本くらい下の位置にあり、押すと少しだけ痛みが伴います。
人差し指・中指・薬指を揃えて乳根(にゅうこん)の上に当て、息を吐きながら左右同時に押して、息をゆっくり吸いながら指の力を緩めましょう。
肩外兪(けんがいゆ)
肩甲骨の内側を上方向になぞり、肩甲骨の角にあるくぼみに位置しているのが肩外兪(けんがいゆ)。
この「肩外兪(けんがいゆ)」は、肩こりに効果的なツボです。
「あれ?バストアップ関係ない……?」と思われるかもしれませんが、バストを支える肩や肩甲骨の疲れをほぐすことで、バストを引き上げる力もアップします。
より、ツンと上を向いたバストを作れるようにもなるため、必然的にバスtおアップにもつながるのです。
背中に手を回して少し強い力でグッと押さえましょう。このき、息を止めずに自然な呼吸を続けることもポイントです。
肩井(けんせい)
「肩井(けんせい)」は、肩周りの血行を良くして凝りを和らげてくれるツボです。肩もみの際に刺激するメインのツボでもあります。
首を下に曲げた時に出る一番出た骨と肩の中央位置にあるのが肩井(けんせい)です。
手で簡単にツボを押すことができ、少し伸ばせば前述した肩外兪(けんがいゆ)も刺激できます。
腕を上に上げる動作そのものがストレッチになるため、凝り・猫背・巻き型の対策としてマッサージしてみましょう。
バストアップに効果的なツボ~手~
手にも様々なツボが密集していることは、多くの方がご存じだと思います。
ここでは、手のツボの中でも、自律神経や精神安定に効果的といわれるツボをご紹介。
バストアップに必要な女性ホルモンが分泌されやすくなるよう、土台作りのために、ぜひ日常的にツボを押してみてください。
内関(ないかん)
「内関(ないかん)」は、自律神経を整えたり、精神安定を促すツボといわれています。
位置としては、手首を内側に曲げたときにできるシワの中央から、肘側に指3本分程度下がったところ。
人差し指・中指・薬指を揃えて当てると、手首からの距離を計りやすいでしょう。
反対の手の親指の腹で、息をゆっくり吐きながら優しく押すと効果的です。
神門(しんもん)
「神門(しんもん)」も、精神安定を促すツボといわれています。
位置としては、手首の内側、小指から真っすぐ下に移動した部分。先ほどご紹介した「内関(ないかん)」の真横にあります。
反対の手の親指の腹で、内関(ないかん)と同様にゆっくり息を吐きながら押しましょう。
目を閉じてリラックスするとさらに良いです。
バストアップに効果的なツボ~下腹部(性器回り、お尻、腰など)~
下腹部には生理痛に効果的と考えられているツボが数多くあります。
ホルモンバランスを整えることで、生理痛緩和だけでなくバストアップしやすい身体に近づくでしょう。
関元(かんげん)
「関元(かんげん)」は、生理痛などに効果的といわれるツボで、乱れたホルモンバランスを整える作用が期待できます。
位置としては、おへそから5cm(指4本分)程度下がったところです。
内臓を圧迫しない程度に、優しく円を描いて撫でるようにマッサージしましょう。
中極(ちゅうきょく)
「中極(ちゅうきょく)」も生理痛や月経不順に効果的なツボ。関元(かんげん)の指1本分下、恥骨から親指1本分上の位置にあります。
前述した円を描いて撫でるマッサージ方法で、関元(かんげん)と中極(ちゅうきょく)をセットで刺激することがおすすめ。
日頃からマッサージすればホルモンの乱れを未然に防げ、バストアップしやすい条件が整います。
帰来(きらい)
「帰来(きらい)」も生理痛・生理不順に効果的といわれるツボ。
中極(ちゅうきょく)から左右に指3本分移動した位置にあります。
人差し指・中指・薬指を揃え、気持ちいい程度に優しく摩って刺激しましょう。
また、生理痛の時は関元(かんげん)・中極(ちゅうきょく)・帰来(きらい)の位置にカイロを貼ると、効率的に身体の調子を整えられます。
バストアップに効果的なツボ~足~
ツボのマッサージと聞くと「足の裏」を想像する人が多いのではないでしょうか。
しかし足には、裏だけでなくあらゆるところに、女性ホルモンを整えたり血行を良くしてくれる、バストアップに心強いツボがいくつかあります。
三陰交(さんいんこう)
「三陰交(さんいんこう)」というツボには、女性ホルモンのバランスを整える効果があると考えられています。
冷え対策や胃もたれ対策にもおすすめの「三陰交(さんいんこう)」。位置としては、くるぶしの膨らんだ骨から指4本分ほど上にあり、指で押すと軽く痛みを伴います。
片方の手で足を支えながら、20秒ほどかけてグーッと押し、ゆっくり力を緩めるのを繰り返しましょう。
湧泉(ゆうせん)
「湧泉(ゆうせん)」は全身の血行を促進してくれるツボといわれています。
バストアップのためには、血行を良くして栄養を届けることも大切です。
また、疲れを和らげたり、自律神経のバランスを整えるのにも効果的と考えられています。
位置としては、足の指を内側に曲げた際に、足の裏の一番へこむ部分にあります。中指の付け根から約指2本分程度下です。
湧泉(ゆうせん)を押す際には、親指を添えて円を描くように揉みほぐしましょう。
色々なバストアップ方法と組み合わせよう
お風呂あがりの血行が良い状態でツボを押すと、さらに効果が高まるといわれています。
ツボは自分でも手軽にマッサージできるため、ぜひ気軽に押してみてください。
ほかにも筋トレ方法・食事・サプリメントなど、バストアップに効果的と考えられている方法はたくさんあります。
いろいろと組み合わせて、バストアップしやすい身体へと導きましょう。
(岡あい/ライター)
(オトナの恋カツ編集部)