男子ってつねに、女子独自の価値観を理解できなくてモンモンとしちゃっています。女子独自の価値観を熟知している男子は、女子からおおいにモテているようですが、
でもそういう男子って、あなたもよく知ってのとおり、ごく一握りですよね。
さて、男子はいったい女子のどんな価値観に敗北し、ガッカリしているのでしょうか?
今回は「スケベバージョン」と称して、アダルト関係の女子独自の価値観に迫りたいと思います。さっそく見ていきましょう!
■裸を見られるのが恥ずかしい(だから灯りを消して!)
女子ってよく「恥ずかしいから部屋の灯りを消してくれないと裸にならない!」なんて言いますよね。
なにが恥ずかしいのかと尋ねたら、たとえば「男子より太い太ももを見られるのが恥ずかしい」と言いますよね。
女子の太ももって男子のそれより太くて当たり前です。男子のと同等か細いと「君、ご飯食べてる?」ってなるから。
あるいは「お腹が出ているのを彼に見られたくない」と言いますよね。あのね、この飽食の時代に、ご飯のあと生クリームたっぷりのインスタ映えするパンケーキを食べたら、お腹なんて出るに決まってるでしょ?
男子は女子の太もももお腹も「ぜんぶ」見たいと思っているんです。「太いなあ」とか「出てるなあ」なんていうネガティブな感想なんか抱かないから。
むっちりしている太ももこそがいいんです。多少出ているお腹こそがいいんです。お尻も同じです。むちっとしているからいいんです。
それを「明かりを消して」? やっとの思いで彼女の裸を見ることができると喜悦している彼は、マジでガッカリするんだから。
■しょせん男って「したい」だけの生き物なんでしょ?
もちろん、特に若い男子は、そのホルモンバランスの関係もあって、かなり「したがりさん」です。
でも女子にだって性欲はあるし、場合によっては、それは男の性欲より強いものであるわけだし。
それに、男子の中には「彼女に気持ちよくなってもらいたい、彼女が何回も満足するまでイクことこそがおれの歓びである」と思っている人もいるんだよね。
しょせん男は……という考えって、とどのつまり「わたし、ヤラせてあげる人。彼、ヤル人」ってことになるでしょ? これに男子はガッカリするんですよ。
「一緒にスケベなことを楽しむパートナーがほしい」これって、男子のおおいなるホンネなんです。
これまで、こういうエロコラムって「男=ひとりよがりにイキまくる、自分勝手なエッチをする生き物」というふうに書かれてきました。そういうコラムが多かった。
それは、書いているライターの女子の想像力の欠如である、と書くと、ライター女子たちから反感を買うことになるので書きませんが(書きましたが)、でも「そういう男だけ」じゃないんですよね。
そして今回紹介した男子のホンネは「マイナーなもの」では決してないんですよね。ライター女子たちよ、ごめんね。
■お金がない男子のことが好きでもエッチはしない
「彼、あまりお金持ってなさそうだな。彼のこと好きだし抱かれてもいいかもと思うけど、でもお金を持ってない男子とエッチしたくないな。わたしの価値が下がるから」ある種の女子ってこう考えますよね。
これ、男子にとってすごくガッカリする女子特有の思想なんですよね。
ヤラせてくれなかったからガッカリするんじゃなくて、愛というものにお金の要素をふんだんに盛り込んでいる、その計算高さにガッカリするんです。
男子って「この女子とヤリたい」と思う時、わりとピュアな気持ちなんですよ。「ヤリたいという気持ちのどこがピュアやねん?」と、きっと女子は思うはずですが、でもエロに純粋に一直線になっているんです。
そこに経済的な要素なんてないんですよ。
だから、男女双方がエロに純粋に一直線な気持ちになって、かつ、お金がない時、ヤッてはいけない場所でヤル男女が出てくるでしょ?公衆トイレなんかでヤったら、絶対にダメだからね。
いかがでしょうか?
とくに若い男子って「好き」と「ヤル」の間に隙間がないんですよね。つまり愛とセックスとをごちゃごちゃにして捉えていたりします。
その点、女子はオトナですよね。好き、だけど、お金が……みたいに、「好き」と「ヤル」の間にちゃんと隙間があるから。
でも、女子も彼のことが心底好きになったら、もう男子がびっくりするような手を使ってスケベに迫ってきますよね。
だから、男と女とエロ、この3点盛りの話は尽きることがないのです。(ひとみしょう/文筆家)
(オトナの恋カツ編集部)