ほんの10年くらい前は、「男子のおうちに行く=ヤルことになる(ヤルことになってもしかたない)」という暗黙のルールがあったように記憶しているのですが、ここんとこ「彼のおうちに行ったら手を出されました(泣)」とか、反対に「一緒に寝ても手を出してこない男子ってなにを考えているんですか」という相談が目立つようになりました。

プライベートな空間で男女がふたりきりになるというのは、エッチOKの明らかなサインだ、という世間の前提が崩れてしまった現在の恋愛市場において、女子からエッチに誘うサインってどうすればいいのか、というのが、今回のテーマです。

さっそく見ていきましょう。

■「触ってもいいよ」

これもむかしの話ですが、むかしは彼と並んでソファに座って彼の肩に頭をもたせかけたら、あとのことはすべて彼が主導権を握ってうまくやってくれた、ということがありましたが、今の時代にこれを「エッチに誘う方法です」と言い切っていいのかどうか……。

モジモジしちゃって、それこそ「空気が読めない(読むどころじゃない)」男子も多いのかもしれないですね。
そういうときはもうズバッと「触ってもいいよ」と女子から彼に言うしかないです。

男子って、女子から許可されないと触ってはいけないと思っている節があるから。許可なしに触ったら、彼女が「そんなつもりじゃなかったのに」と言って泣くのではないかという恐れがあるからです。

つまり20歳を過ぎてもなお、精神的初潮が終わっていない女子が増えたということ。精神的初潮がとっくに終わっている女子は、彼が触ってくるかもしれないと予測できる状況にいると「触ってこられてもOK」と割り切っているでしょ? あるいは割り切れないのなら、そういう状況に陥らないように気をつけているはずです。

この割り切りがない、つまり男子から見たら非常にあいまいな、覚悟のない状況でふたりきりになって「そうと誤解されてもしかたない」ことをするから、女子が泣くことになるし、男子は恐れを上塗りすることになるわけで、そういう中途半端なことをするのが、男女双方にとって、一番不幸なことなんです。

■彼の手をおっぱいに導く

もう「これ以上分かりやすいサインはない」というテクですが、黙って彼の手をあなたのおっぱいに当てがう……みたいなことをしないと、彼はOKなのかダメなのか理解できなくて、いつまであなたが待っても手を出してこない……というケースもあるそうです。

精神的初潮が終わっていない女子たちとのみ戯れている男子は、先に書いたように、OKだろうと踏んで手を出したら女子に泣かれた……というような経験があるから、確たるサインがないと、文字通り手も足も出ない、ということです。

 

いかがでしょうか。

ご紹介した2つのアレンジパターンを列記してもよかったのですが、とりあえずポイントとなる2つのみのご紹介とします。

ときどき「昭和がよかった」とか「いや、やっぱり平成のほうがいい時代であり、昭和みたいな根性論を出してくるような時代はおわってる」とかという議論がなされますが、こと恋愛に関しては昭和のほうがよかったことっていくつかあります。たとえば「相手の家に行く=ヤル覚悟」という不文律があったのは、男女双方にとってまことに好都合だったはずです。

今、もうなんでもありの状態になってしまって、ゆえに「暗黙の了解」とか「不文律」がなくなってしまえば、結局、男子の努力だけではなく女子の努力も求められるようになってしまいました。

恋愛に限らずなんでもそうですが、声を大にして語られるルールではない、誰もがそうと分かっているけど野暮だから口にしないルールがなくなってしまえば、誰もが生きづらくなるということでしょう。

仕事もそうじゃないですか。新規の取引に際して、「一度はちゃんと会うのがマナー」という考えが崩れ去れば、もうネットでちゃちゃっとメールを送って取引を開始して、その後相手が音信不通になって代金の未収をくらった、なんてこと、昭和の時代にはなかったのです。

昭和は「会いに行かなかったあんたがそもそも間違っていた」で終わりだったんです。(ひとみしょう/文筆家)

(オトナの恋カツ編集部)