いきなりですが、皆さんセックスしてますか?
いや、セックスという単語に反応して赤面している場合ではありません。
現在この日本では、セックスをあまりに軽く見ている人が多いように感じます。
言ってみれば僕らはセックスによって生まれたわけですから、これをおざなりにしているといずれ少子高齢化の波が……
ってああ、もうその危機に瀕しているんでしたね。
さて、日本人はセックスに対する意識が世界的に見てもかなり低い国です。
引っ込み思案で恥ずかしがりが多いお国柄ですから無理もないことですが、いつまでもそんな調子だといけません。
ぶっちゃけた話、人口が減ればそれだけ労働力の確保が困難になります。ひいては国力の低下を招き、僕らの子供たちの世代に、不当に苦しい思いをさせることになってしまいます。
そこで今回は、具体的にどこがどう意識が低いのか。
これを2005年に海外で公開された、世界41カ国のセックス頻度についての調査データを引用してご説明していきたいと思います。
データとしては少し古いのですが、おおまかな傾向は変動していないはずなので、日本人のセックス離れとその原因について考察していきましょう!
先進7カ国中最下位のセックス関心度が日本を滅ぼす?
避妊具関連のメーカー、Durex社が2005年に行った、全世界を対象とするウェブアンケートに、非常に興味深いものがあります。
世界41カ国を対象とするセックスの頻度、そしてその満足度を調査する目的で2005年に行われたこちらのアンケート結果。日本のウェブページからも当然閲覧可能です。
さて、これによると日本が非常に思わしくない結果を示していたことがわかりました。
たとえばセックス頻度。これは単純に、年間のセックス回数を日本人の回答を集計し、その平均値を割り出したものが反映されるのですが……
その数45回。これ、多いと思いますか? それとも少ないと思いますか?
実はこの45回という数字は、41カ国中ぶっちぎりの最下位となっていまして、同じく最低水準と位置づけされているインドネシアすら、70回以上となっています。
反対に、東欧各国は平均130回ほどとなっており、単純に2、3日に1度はセックスをしているということになります。
恐らくアンケートの性質上、避妊具を日常的に使うネットユーザーが多く回答していると思うのですが、それにしてもこの数値の開きは衝撃的ですよね。
それから、セックス満足度についても、日本の結果は振るいません。
セックスに満足しているとする回答をした日本人の割合は、全体の24%となっており、これも世界最低水準。
セックスしないわ、しても満足しないわ、いつから日本人ってこんなにめんどくさい人種になっちゃったんでしょうか?
ただまあ、考えられる理由としては、日本が島国でどこの国とも陸続きでないことも大きな影響があるのかも知れませんよね。
おわりに
文化といっしょに性についての風潮も流入するというケースは、世界を見渡すとよくあることです。
日本には長年その機会が少なかったことと、それから恋愛よりも個人の幸せを追求したいと思える人が多いこと、
あとは単純にセックスに高望みをしているうちに、する機会を失した人が多いことも原因として考えられるでしょう。
【参考データ】Durex 2005 global sex survey results
Photo by Kunonguyen
(松本ミゾレ/ライター)
(オトナの恋カツ編集部)