「ポリネシアンセックス」とは、通常のセックスとは違い、なんと5日間もかけてじっくりと行うセックスのこと。
通常のセックスでは実感できないほど強い快感が得られ、何よりお互いからの愛情を強く実感できるセックス方法なんです。
本記事ではポリネシアンセックスの正しい手順・コツ・体験談などをご紹介していきます。
ポリネシアンセックスとは?
「ポリネシアンセックス」という言葉を初めて聞くという人もいるのではないでしょうか。
まずはポリネシアンセックスとはどんなセックスなのか、その概要をご紹介していきます。
ポリネシア地方に伝わるセックス
ポリネシアンセックスは、オセアニアにあるポリネシア地方(ニュージーランド・ツバル・トンガなど)に古くから伝わるセックスの方法です。
ポリネシアンセックスは絶頂を迎えることだけを目的とせず、時間をかけて精神的な繋がりを再認識するもの。
つまり「心を通わせ合うためのセックス」といえます。
4日間は愛撫に留めてセックスの快感を高める
ポリネシアンセックスは合計5日間かけて行います。大まかな手順は以下のとおりです。
- 1~4日は抱擁・キス・愛撫のみ
- 5日目に挿入する
- 挿入時には前戯に時間をかける
- 挿入後30分はピストン運動をしない
- 絶頂後は抱きしめ合う
このように愛情を確かめ合う過程が多くを占めていて、実践者からは『何度も強い快感が得られた』『幸せなセックスだった』という声が多いんです。
ポリネシアンセックスの手順
早速ポリネシアンセックスの手順を細かく見ていきましょう。
後半はよりポリネシアンセックスを楽しむためのコツもご紹介しています。
1~4日はキス・抱擁・性器以外への愛撫のみ
ポリネシアンセックス初日から4日までは、キス・抱擁・性器以外への愛撫のみ行います。
お風呂上り・寝る前などの時間がある時に、優しいスキンシップで愛情を確かめ合いましょう。
激しい愛撫はせずに、リラックスした状態で優しく触れることがポイントです。
5日目に性器への愛撫と1時間以上の前戯をして挿入
いよいよ5日目に性器への愛撫と挿入が可能になります。
すぐに挿入するのではなく、ここでも前戯に時間をかけることがポイント。できれば1時間以上、最低でも30分以上時間をかけましょう。
挿入後30分はピストン運動をしない
十分に前戯をしたら、ゆっくりと優しく挿入しましょう。
挿入後はすぐに動かさず、30分ほど抱擁や愛撫のみ行います。
男性の勃起が萎えてしまったり、女性側の感度が落ちてしまう場合は、多少の動きを加えてもOK。
ピストン運動はしないように意識しましょう。
絶頂を迎えた後はしばらく抱きしめ合う
30分経過したらピストン運動がOKになります。
スローセックスならではの雰囲気を崩さないように、「好き」「愛してる」などの言葉をプラスする工夫を取り入れるとベターです。
そして絶頂を迎えた後はしばらく抱きしめ合いましょう。
本来のポリネシアンセックスは挿入したまま抱きしめ合いますが、コンドームを付けていると避妊に失敗するリスクが高まります。
避妊する場合は一度ペニスを膣の外へ出してから、セックスの余韻を二人で抱きしめ合って共有しましょう。
セックス前の食事は少なめ
お酒を飲むとセックス中に酔いが回りすぎたり、満腹だと集中できなくなります。
空腹にする必要はありませんが、セックス前の食事は「少なめ」を意識しましょう。
その方が消化にエネルギーを持っていかれず、セックスそのものに集中できます。
携帯電話などの電源は切っておく
セックス中は集中力を散らす携帯電話・テレビ・インターフォンなどの音が出ないようにしておくことがポイント。
特に5日目はポリネシアンセックスの肝ともいえるので、できる限り他事に気を取られないようにできるとベストです。
全ての動きを優しくスローにする
ポリネシアンセックスでは、全てのスキンシップにおいて激しい動きを避けることが重要です。
じっくり4日間かけて感度を高めると、ピストン運動なしでも強い快感を得られるようになり、些細な摩擦も敏感に反応できます。
「もっと気持ちよくなりたい」と思ったら感覚を研ぎ澄ましましょう。
ポリネシアンセックスにおすすめの体位
ポリネシアンセックスは時間をかけて行うセックス。
あえて動きにくい密着度の高い体位を選ぶことがポイントになります。
ポリネシアンセックスにおすすめの体位を見ていきましょう。
座位
座った男性の上に女性がまたがるように乗る座位。顔を合わせて会話でき、抱擁・キス・愛撫などのスキンシップも可能です。
また、膣の奥にペニスが挿入できますが、激しく動かない限りペニスが強く刺激される心配はありません。
まさにポリネシアンセックスにピッタリの体位といえますね。
この時、お互いの骨盤を密着させつつ、少しだけ足を閉じると男性目線で密着度が高まります。
腰から背中にかけての姿勢を整えるだけでも膣の締まりが良くなるため、意識してみましょう。
対面側位
対面側位はお互いが横向きに寝そべって向き合いながら挿入する体位。
挿入した後の動きが制限されるため、「ピストンが我慢できない」「動きたくなる」という時におすすめです。
最初は女性から上側の片足を開き、男性が挿入しやすい状態を作りましょう。
その後、足を閉じて腕や肘を床についてバランスを取り、お互いの骨盤を密着させます。
対面側位はお互いの顔を合わせられる体位なので、アイコンタクトを取りながら相手の乳首などを愛撫しましょう。
ポリネシアンセックスのメリット・デメリット
続いて、実際にポリネシアンセックスをした場合のメリット・デメリットをご紹介していきます。
メリット1:セックスに集中できる
ポリネシアンセックスは4日間かけて相手への性的関心を高め、まとまった時間を使ってセックスに挑みます。
通常のセックス以上に快感や相手の様子に集中できるのです。
最終日はとにかく快感に没頭するため、セックスに対する満足度が格段に高くなります。
メリット2:お互いの愛情を実感できる
ポリネシアンセックスは「心の繋がり」を確かめ合う過程がほとんどを占めています。
これによりお互いの愛情を深く実感できるでしょう。
一方的なスキンシップが多かったり、温度差を感じているカップル・夫婦ほど、ポリネシアンセックスを取り入れると効果的です。
メリット3:普段と違った快感を得られる
ポリネシアンセックスは通常のセックスと全く異なる快感が得られるといわれています。
その快感の深さ・強さ・幸福感から、病みつきになる人が多いのだとか。
今までのセックスでは物足りない人や、もっとセックスを楽しみたい人にピッタリかもしれませんね。
メリット4:マンネリ解消のきっかけが生まれる
セックスにマンネリを感じている男女にとって、ポリネシアンセックスが解消のきっかけになる可能性があります。
愛情表現や焦らしを増やすことで、いつものセックスと感じ方や視点が変わるのです。
また、セックスがマンネリしている時は、色々な体位を試したりシチュエーションを変えることも効果的といえます。
メリット5:性感帯が開発される
ポリネシアンセックスをすると体中が敏感になり、感度が研ぎ澄まされます。
また、性器以外への愛撫の比重が多くなる傾向もあり、様々な性感帯が開発されるでしょう。
ポリネシアンセックスを通して、今まで気づかなかった気持ちよさに目覚める可能性があります。
メリット6:性への概念が変わる
ポリネシアンセックスをきっかけに、今までの性への概念が大きく変わるかもしれません。
ポリネシアンセックスに対して、セックスへの物足りなさが解消される、今までのオーガズムを上回る快感を知る、愛情に満ちたセックスの幸福感を知るなど、人それぞれ反応は様々。
性への積極性が増す人が多いようですよ。
デメリット1:時間がかかる
ポリネシアンセックスは5日間かけて行うため、時間を確保する必要があります。
忙しいカップル・夫婦の場合は、4日間を3日間に短縮したり、最終日の手順のみ取り入れたり、柔軟に取り入れると良いかもしれませんね。
負担にならない程度にポリネシアンセックスを楽しみましょう。
デメリット2:パートナーと予定を合わせる必要がある
ポリネシアンセックスは5日間かけて実施するセックス。
パートナーと5日連続で会い、愛撫やセックスをするタイミングを作るため、忙しいカップルは予定を合わせる段階からハードルを感じます。
連休を有効活用したり、忙しい側のペースに合わせる配慮が求められるでしょう。
デメリット3:避妊との相性が良くない
コンドームを長時間装着し続けることは、“避妊”という観点ではおすすめできません。
コンドームの破れやズレを招き、避妊に失敗する原因になるのです。
途中で萎えた場合はコンドームがズレやすいため要注意。また、射精後はすぐにペニスを膣外へ出しましょう。
デメリット4:性欲を我慢しすぎるとストレスになる
愛情表現と焦らしの効果により性的な欲求が高まるポリネシアンセックス。この焦らしがマイナスに働き、ストレスに感じるデメリットがあります。
「焦らし」として楽しめてうちはOK。しかし、もし「我慢が辛い」「寂しい」と感じる場合は、無理しない方が二人のためになります。
ポリネシアンセックスをしている最中は、パートナーの様子に気を配りましょう。
デメリット5:途中で萎えたり冷めると最後までできない
勃起が継続できなかったり、途中で快感がなくなると、ポリネシアンセックスを最後まで継続できません。
また、マンネリしすぎたカップルがポリネシアンセックスを取り入れると、ただ冷めたやり取りを繰り返すだけになってしまうでしょう。
こうした場合は無理にポリネシアンセックスをするよりも、今の自分たちにとって負担のないセックス方法を選んだ方がベターです。
デメリット6:普通のセックスでは物足りなくなる
ポリネシアンセックスの快感にハマり、通常のセックスでは物足りなくなるデメリットもあります。ポリネシアンセックスを楽しむの自体は良いこと。
しかし、他にもたくさんのスキンシップやセックスの方法があるため、できればバリエーションを持った方がマンネリを避けられます。
ポリネシアンセックスの体験談
ポリネシアンセックス体験者のインタビューをご紹介します。ポリネシアンセックスへのイメージをさらに深めていきましょう。
途中でオナニーしたくなった
「何とか我慢したけど、正直途中で何度も『彼女に内緒でオナニーしようかな……』と迷いました」(30歳・男性)
初めてポリネシアンセックスをすると、焦らしの期間に耐えられずオナニーしたくなる人が少なくないのだとか。
一度最後の快感を知ると、次からはモチベーションが変わっていきますよ。
今までにない強い快感だった
「熱い何かが走るような感覚でした。あんなに大きい快感は初めてなので驚いています」(27歳・女性)
性への欲求が高まれば高まるほど、挿入した時の快感が大きくなるポリネシアンセックス。
通常のセックスでは体験できない感覚に、衝撃を受ける人が少なくないようです。
相手を愛おしく感じた
「いつも以上に愛情表現やスキンシップが多かったから、愛しい気持ちでいっぱいになりました」(31歳・男性)
通常のセックスでは前戯や何気ないコミュニケーションの比重が少なくなりがち。
ポリネシアンセックスを取り入れることで、こちらの方は相手への愛情を再認識したそうですよ。
いつもより勃起が持続した
「いつも中折れしていたのですが、ポリネシアンセックスの挿入時はきちんと勃起が続きました」(35歳・男性)
性欲が高まったおかげで勃起が続きやすくなるメリットがあるようです。
中折れの原因は様々ですが、一度試してみると悩みが解消するかもしれませんね。
頭の中が真っ白になる
「とにかく気持ち良くて幸せで……雑念がなくなって頭の中が真っ白になっていました」(28歳・女性)
ポリネシアンセックスは愛情で満たされた状態で、ひたすらセックスに没頭します。
限界突破して“頭の中が真っ白”と表現する人が多いんです。
ポリネシアンセックスの時に使いたい道具
ポリネシアンセックスはバイブやローターなどのオモチャは使わず、お互いの肌や唇の触覚で快感を高めるセックスです。
これを踏まえたうえで、より感度を高めるための便利な道具をご紹介していきます。
アロマ
アロマを焚くことでリラックスでき、より自然体な状態でポリネシアンセックスへ臨めるようになります。
アロマ以外には、ナチュラルな香りのボディミストを身体に吹きかける方法もおすすめ。
抱きしめ合った時にフワッと香り、「もっと抱きしめたい」と思ってもらえるかもしれませんよ。
間接照明
女性はある程度暗い方が感度が高まり、男性は明るい方が女性の姿をきちんと見れて興奮します。
そして、男女の希望を両方叶えてくれるのが間接照明。
直接光が当たらないため女性はセックスに集中しやすくなり、男性もムードのある空間を楽しむことができます。
ローション
ポリネシアンセックスにより長時間挿入していると、女性の愛液が足りず摩擦で痛くなる可能性があります。
そのため、性器が乾くようならローションを使って潤しましょう。挿入がスムーズになると快感が高まりますよ。
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ポリネシアンセックスで愛情を深めよう
ポリネシアンセックスは「強い快感」と「愛情」が相まって、相乗効果で満足感が高まります。
また、忙しいカップルは少し日数を短縮するなどしても、普段と違う感覚が楽しめるそうですよ。
ぜひ二人の絆をさらに深めるために、ポリネシアンセックスを取り入れてみましょう。
(岡あい/ライター)
(オトナの恋カツ編集部)