セックスをするパートナーが包茎だったとき、あなたはどうしますか?
人によっては、フェラチオを普通にしていいものかどうか悩むこともあるかと思います。
「コンドームををつけてフェラチオをすればいいじゃん!」という意見もあるでしょうか。
確かにその通りなのですが、コンドームを付けたうえでのフェラには「愛情を感じない」「気持ちよくない」「付き合っている感じがしない」と感じる男性も多いようで……。
では いったいどうすればよいのか?
この記事では、包茎男性とのセックスの際に気になる「包茎ペニスへのフェラのやり方」について、包茎のタイプ(仮性包茎、カントン包茎、真性包茎)別に、気をつけたいポイントをご紹介します。
まずは包茎について知ろう!
包茎男性へのフェラについて書く前に、まずは「包茎」そのものについて解説していきます。
「包茎」とは、簡単に言うと「ペニスの亀頭部分に皮がかかっている状態」を指します。
ただ一口に「包茎」と言っても、みな同じような皮のかかり方をしているわけではありません。
これを知っているかいないかで、フェラをする際の対応にも違いが出てくるといっても過言ではないはず……!
包茎は皮の被り具合で3種類にわかれる
先ほども触れたように、包茎は、皮の被り具合で3種類に分かれます。
仮性包茎
日本人男性の多くがこのタイプ。
ペニスが勃起すれば亀頭部分に被っていた皮がむけ、亀頭部分がすべて露出するタイプの包茎です。
カントン包茎
こちらも、ペニスが勃起すれば亀頭部分に被っている皮が剥けるタイプです。
しかし仮性包茎と違い、皮自体の伸びがあまりなく、そのまま亀頭部分を締め付けてしまうのが特徴です。
指に輪ゴムを巻いていくと、だんだん血がたまってきてしまいますよね?原理はあれと同じです。
とても痛そうですよね……。
真性包茎
包茎の中で、一番重度なのがこのタイプ。
ペニスが勃起しても勃起しなくても、亀頭部分のほとんどが皮でおおわれている状態です。
亀頭部分が露出しないため、セックスの際の快感の減少(男性の多くはペニスのカリ部分への刺激で快感を感じるのです)や、ペニスと、ぺニスをおおう皮の間に皮脂や汚れなどが溜まり、細菌の温床となってしまっていることがあります。
日本人男性の包茎事情
2019年、東海大学の小貫大輔教授と大阪府立大学の東優子教授が4800人を対象に行った調査によると、日本人男性の70%以上は、非勃起時に、亀頭の一部または全てが皮で覆われている状態……つまり包茎だったのです。
全体の内訳は、以下の通り。
・亀頭の一部が包皮で覆われている:約30%
・亀頭がすべて露出していて包皮で覆われていない:約22%
・手術によって包皮が切除されている:約4%
亀頭が全て露出している状態の男性は、全体の30%もいませんでした。
しかし男性たちもやはり気にしているようで、「公衆浴場に入るときは、皮を剥いて、亀頭部分をすべて露出してから入る(55%)」という調査結果になったそうです。
女性からすると、「皮が被っていても、別にいいんじゃないの?」と思うかもしれません。
しかし男性の多くはなぜか昔から、このような「暗黙の了解」に従っているようです……。
少しでもかっこよく見せたい、という男性特有の意識の表れ、なのかもしれませんね。
包茎のタイプ別!フェラするときのポイント
さて、先ほど「包茎には3つのタイプがある」とお伝えしました。
そのそれぞれのタイプごとに、フェラのやり方は違ってくるものです。
この記事を読んでいる方の中にはおそらく、包茎の彼氏や旦那さんなど、パートナーにフェラをせがまれたりした経験があるのではないかと思います。
あなたのパートナーのタイプ別に、おすすめのやり方と注意点をご紹介します。
仮性包茎のフェラのポイント
まずは、「仮性包茎」の男性をフェラするときのポイントについてご紹介します。
仮性包茎タイプには、非勃起時には見た目こそ皮を被った状態でも、勃起時にはそのまま皮が剥ける、という男性も多いです。
しかし中にはわずかに亀頭部分にかかったままになっていることも。
そのままフェラしても問題はないと思いますが、先述のように、男性の多くは「亀頭のカリ部分」で快感を感じるもの。
そのため、フェラをする前に手でしっかりと皮を剥いてあげて、そこからフェラをしたほうがより気持ちよくなってもらえます。
もちろん、皮を剥かずにそのままくわえて、舌や唇で剥いてあげてもいいでしょう(むしろこれは上級者向けのテクニックかもしれませんが……)。
カントン包茎のフェラのポイント
次に、カントン包茎の男性をフェラするときのポイントについてご紹介します。
先述したように、カントン包茎の男性は、勃起して皮が剥けると痛みを伴う場合があります。
また、皮に覆われた部分までは洗われていないこともあります。これは、「皮を剥くと痛いから」という理由から、丁寧に洗うことを避けているためだと考えられます。
よって、フェラするときはコンドームを付けたうえでやってあげたほうが無難です。
頑張ればむけるのですが、痛いのを我慢して剥いてもらった上に、丁寧に洗って……となると、男性の方もテンションが下がってしまいますし……。
真性包茎のフェラのポイント
真性包茎は、非勃起時・勃起時にかかわらず、ペニスの先まで皮に覆われている状態のことを指します。
そのため、(これも先述した通りですが)皮とペニス自体のあいだに、皮脂や汚れが溜まっていることがあります。
これも、皮を剥こうとしても向けないことから、十分に洗えないため、本人の意思とは関係なく洗えないことが大きな原因となっているようです。
とはいえ、フェラをするとなると、多くの場合に皮脂や汚れが原因のニオイに困ることも多いもの。ましてフェラは「口に含む」行為ですから、できれば避けたいですよね。
ですので、真性包茎のフェラをどうしてもする場合は、カントン包茎と同じくゴムの上からやったほうが無難です(というよりも、できる限りそうしていただいたほうが、フェラをする人の健康安全上いいと思います)。
しかし男性によっては、どうしてもコンドームなしでのフェラを要求されることもあるかもしれません。
そんなときは、専門のクリニックなどでの手術を勧めましょう。
それも拒否するようなら、そんな「自分の快楽しか求めていない」ような男性がパートナーを大切にするとも思えません。
さっさと見切りをつけて、あたらしい出会いを探したほうがいいでしょう。
包茎のフェラ、基本はゴムが必須
男性の包茎には、勃起すればむける仮性包茎、勃起すると先っぽが皮で締められて鬱血するカントン包茎、3勃起しても先まで皮がかぶっている真性包茎、の3種類があります。
包茎の男性へのフェラは、仮性包茎を除き、コンドームをつけてくわえる「ゴムフェラ」が基本になる、と思っておいていいでしょう。
ただ、仮性包茎だとしても、あまりに臭うなどの不潔な状態であれば、フェラを避けてください。
無理をする必要はありません。「惚れた男だから……!」と思う気持ちは素敵ですが、自分の体を大切にしましょう。
たしかに、コンドームを付けたうえで行う「ゴムフェラ」は、直接触れる感覚がなく快感も薄れるため、男性には不評なようです。
しかし、ゴムフェラ用のコンドームも売っていますし、(つけるのに慣れが必要ではあるものの)生感覚のコンドームを使えば生フェラと変わらないくらい気持ちよくなってもらうことも可能なようです。
セックスはコミュニケーションでもあるのですから、ちょっとSになってどこが気持ちいいか聞きながら楽しめるといいですね。
(竹澤こずえ/ライター)
(オトナの恋カツ編集部)