生理中にエッチな雰囲気になったり、恋人に「セックスしたい」と言われると、どうしたらいいのか悩むこともあるでしょう。

本記事では生理中のセックスにまつわる「統計」「男性の本音」「女性が抱えるリスク」「安全にセックスするための注意点」をご紹介していきます。

生理中の身体の状態を知り、安全にスキンシップを楽しむには、どうすればいいのか見ていきましょう。

生理中のセックスは安全?みんなのエピソードと注意点を紹介

生理中にセックスするカップルの割合は?

生理中にセックスするカップルの割合は?

生理中にセックスするカップルはどれくらいいるのでしょうか?

女性向け体調管理アプリ・サイト「ラルーン」では、会員向けに「彼の家での生理事情」を調査しました。

その結果を見ながら、みんなの生理事情を探っていきましょう。

まず、彼の家でお泊りする際に、事前に生理であることを伝える女性は93.4%いました。

さらに、生理中にセックスするかについては、「していない」が80.2%、「している」が19.8%とのことでした。

生理中はセックスしないカップルの方が多数派なのですね。

続いて、「している」と答えた約2割の女性の詳細を見ていきましょう。

セックスする理由としては「彼がしたがるから」が52.4%、「自分がしたいから」が31.3%とのこと。

“女性自身の意志でセックスしている”ケースは、全体の1割に満たないようです。

生理中のセックス、男性の意見は?

生理中のセックス、男性の意見は?

生理中のセックスに対して、男性はどのように考えているのでしょうか?

生理への考え方は人それぞれ異なり、価値観が分かれるテーマのといえます。

男性目線の意見を複数人にうかがってみました。

ヌルヌルして気持ちいい

「生理中のセックスはいつも以上にヌルヌルしていて、ローションを使っているみたいに気持ちいいです。」(20代/販売)

生理中は少し粘りのある血液が膣内に充満しているため、ヌルヌルとして滑りがよくなります。

通常の愛液では再現できない独特な感覚といえるでしょう。男性の中にはこの感覚の違いを「気持ちいい」と感じる人もいるようです。

安全日だと思っている

「『生理中は安全日』と聞くので、積極的にセックスしたくなります」(20代/経理)

「排卵期は妊娠しやすい危険日」「生理前後は妊娠しにくい安全日」という説が出回っており、望まない妊娠をするケースが少なくありません。

この考え方は本来、妊娠を望む人が「いつが妊娠しやすいか」を知るためのもの。残念ながら避妊効果としては根拠に乏しく、注意喚起されているほどです。

「安全日だから……」と言われたとしても、それは避妊せずにセックスするための理由かもしれません。

妊娠する可能性は充分にあるため、自分自身を守るために必ず避妊しましょう

あまり気にしない

「彼女が『痛い』『しんどい』と言うようならストップしますが、大丈夫そうなら僕は気にしません」(30代/営業)

こちらの男性は、女性の体調が悪い場合はやめるとのことでした。

男性目線では「生理=体調不良の一つ」という認識が強いのかもしれません。

実際には生理中のセックスをきっかけに、後から病気になるリスクもあります。

とはいえ、男性から積極的に調べないと、女性目線のリスクを知る機会は少ないでしょう。

もしリスクを知らずにセックスしようとする場合は、女性から教えると考え直すきっかけになるかもしれません。

血を見るのがショック

「女性って毎月大量の血を見ていたんですね……。
想像以上にショックで、セックスどころじゃありませんでした」(20代/大学生)

男性は普通に生活していると『血を見る機会』がありません。

女性にとっては見慣れた生理であっても、男性からすると血の色や量にショックを受けるケースがあるみたい。

彼の家にお泊りする際は、配慮して使用済ナプキンを持ち帰る女性が多いようです。

また、ベッドで寝ている時には、生理の血がシーツにつかないように注意しましょう。

夜用のナプキンで不安な場合は、タンポンを使うのがおすすめです。

女性のためを思ってしない

「女性が病気になるかもしれないと聞いて、生理中はセックスしないと決めました。大きなリスクがあると知ったので」(20代/医療)

こちらの男性は女性の健康を考えて、生理中のセックスはしないとのことです。

しかし、最初からそう思っていたわけではないみたい。

「彼女が病気になったら……」と冷静に考えるようになってから、セックスとの向き合い方も変わったようです。

生理中のリスクを知らずにセックスしている男女は少なくありません。

しかし、感染症や病気になってからでは大変。何となく流れでセックスをOKしてしまうと、後から深く後悔するかもしれません。

リスクについて二人で話し合ったうえで、それでもセックスするかどうかを一緒に決めましょう。

我慢するけど欲求不満になる

「彼女が生理の時はセックスを我慢しています。でも、本当はセックスしたい……。
せめてフェラや手コキだけでもしてくれると嬉しいです」(20代/美容師)

セックスを我慢したとしても、男性の性欲が無くなるわけではありませんよね。

「彼が嫌がるかも」「飽きられるかも」と不安に思って、生理中のセックスに応じる女性もいるかもしれません。

しかしこちらの男性は、無理にセックスしてほしいわけではないみたい。

せめてムラムラは解消したいから、他の方法でスキンシップを取ってほしいそうです。

生理中はフェラや手コキなど、挿入しないスキンシップを頑張ってみると、彼も欲求不満にならずに済むでしょう。

また、愛情表現などのコミュニケーションを意識的に増やして、精神的に満たすのも効果的です。

生理中にセックスするリスク・注意点は?

生理中にセックスするリスク・注意点は?

ここで生理中のセックスの「リスク」「注意点」をご紹介していきます。

セックスするとどうなるのか、自分やパートナーへの影響を把握しましょう。

生理中でも妊娠する

前述したように「生理中は安全日だから妊娠しにくい」と考える説がありますが、生理中のセックスでも妊娠はします

女性の生理周期は不安定なため、ストレスや体調不良で排卵ペースが乱れることもあるでしょう。

また、「生理と思っていたら排卵期の出血だった」というケースもあります。

もし男性に「安全日だから大丈夫」と言われても、実際は大丈夫ではないため必ず避妊しましょう。

生理の体調不良が悪化する

生理中のセックスは、生理痛を悪化させる原因になるかもしれません。

まず、生理痛の代表的なメカニズムは以下の2つです。

  • 子宮が収縮して陣痛のような痛みが出る
  • 子宮からスムーズに血液が出なくて痛みが出る

セックスでオーガズムを迎えると「子宮が収縮する」といわれています。また、ピストン運動で「血液が子宮へ逆流する」ことがあるようです。

子宮の収縮と血液の逆流は、生理痛などの体調不良を悪化させるため、もともと生理痛がある女性は慎重に判断しましょう

血液が逆流するリスク

ピストン運動で血液が逆流すると、子宮内に雑菌などが入り込みます。

これにより「感染症にかかる」「子宮内膜症になる」などのリスクがあるのです。

感染症も子宮内膜症も、産婦人科で適切な治療を受ける必要がある病気。

時には不妊になったり手術することもあり、1回のセックスで負うリスクとしてはかなり高いといえます。

セックス直後は健康でも、病気は後から徐々に進行していきます。女性の身体のことを真剣に考えると、生理中のセックスはおすすめできません。

感染症にかかりやすい

生理中の女性の身体は抵抗力が落ちていて、通常以上に感染症にかかりやすい状態といわれています。

生理前後に「風邪をひきやすい」「疲れやすい」「デリケートゾーンがかゆくなる」などの傾向がある女性は特に要注意。

いつも以上に身体を大切にして、セックスについても慎重に判断しましょう。

性器が傷付きやすい

生理中の膣内や子宮はとてもデリケート。

傷付きやすい状態になっているため、セックスで痛みを感じたり、後々傷口から感染症になる可能性があります。

指などを膣内に入れる場合も、同様に傷つけるリスクがあるため、優しく扱うように配慮しましょう。

セックスが嫌になる

「本当はセックスしたくない」「痛いから嫌」「自分の身体が心配」

……こうした気持ちを我慢してセックスすると、通常のセックスすら不快になっていきます。セックスに対して苦手意識が根付いてしまうのです。

もし少しでもネガティブな気持ちがあるのなら、無理にセックスしない方がベター

リスクを知ったうえで心からセックスを楽しめる場合のみ、安全な方法でセックスしましょう。

生理中でも安全にセックスするための方法

生理中でも安全にセックスするための方法

「生理中でも彼からのセックスの誘いを断りたくない」「生理中はホルモンバランスの関係でムラムラしてセックスしたくなる」

という女性に向けて、生理中のセックスで気を付けてほしいポイントをご紹介していきます。

ただ、前述したように生理中のセックスにはリスクもあります。ご自身の体と相談しながら、無理のない範囲で楽しんでくださいね!

いつも以上に衛生面に気を配る

膣内に雑菌が入り込むことを防ぐために、いつも以上に衛生面に気を配りましょう

できれば先にシャワーを浴びて、お互いの身体を清潔にするとベスト。前戯のときも、先に手を石けんで洗って綺麗にしましょう。

コンドームで避妊をする

前述したように、生理中のセックスも妊娠する可能性があるため、コンドームなどでの避妊は必須です。

また、コンドームを使うと膣内に雑菌が入り込むことを防ぐ効果もあります。

ピルやIUDを使用しても感染症のリスクは残るため、コンドームを併用することが重要です。

汚れてもいい準備をする

生理中にセックスをすると、お互いの身体や床が血だらけになります。

汚れてもいい準備をして、後片付けを楽にしましょう。

タオルを敷く場合、血が深くまで染みてもOKなように厚手のものを使うのがポイント。

また、血液は洗濯で落ちにくいので、サニタリー洗剤ですぐに洗うか、使い捨てのタオルを用意しましょう。

最もおすすめなのはお風呂の中でのセックスです。セックス前に身体を洗って清潔な状態にでき、血がついてもすぐに洗い流せますからね。

ただし、お風呂の中では姿勢が選べないため、生理痛がある場合は無理しないようにしましょう。

優しい動きにする

子宮口は「ポルチオ」と呼ばれる性感帯です。

通常のセックスではポルチオを突くことで強い快感を得られますが、生理中はポルチオを刺激しないように優しく動きましょう。

子宮口にペニスが当たると、そのまま血液が逆流したり、子宮の収縮を促す恐れがあります。

なるべく浅い挿入で、激しく動かさないことがポイント

挿入以外の方法で満足させる

フェラや手コキなど、挿入以外の方法でも彼を満足させましょう。ここでは男性ウケするフェラのコツをお伝えします。

フェラする際は、「亀頭」「カリ」「裏筋」の3つの部分への刺激を意識するのがコツ

「亀頭」はペニスの先端部分(ふくらみ)のことで、ピンポイントでペロリと舐めたり、口の奥に当てると刺激できます。

口の奥に入れすぎると吐き気がするため、なるべく手前を狙いましょう。

次に「カリ」は、「亀頭」と「竿」の間の部分です。唇や舌を引っかけるようにフェラしましょう。

歯を当てると痛いため、やりすぎない程度に引っかけるのがコツです。

続いて「裏筋」は、竿の中心から先端にかけてスッと通っている筋のこと。

「亀頭」や「カリ」を刺激する際にセットで、舌先でなぞったりしましょう。

最初は優しく舐め、段々と吸う力を強くしながら上下にピストン運動します。

ずっと口の力に頼ると疲れるため、フェラの動きに合わせて手コキするのがおすすめ。

親指と人差し指で輪を作るように包み込めば、無理することなくフェラと手コキを同時進行できますよ。

普段と違うプレイで満足させる

コスプレをしたり、「看護師と患者」「先生と生徒」などの設定でスキンシップを取ったり……。

挿入しない代わりに、普段と違うプレイを楽しむ方法も効果的です。

新鮮さがあると「我慢している感覚」が少しだけ和らぐはず。生理のときはアプローチを工夫して、いつもと異なる刺激で彼を満足させましょう。

少しでも不安要素があるなら断る

生理中のセックスに対して「不安」「本当は嫌」「できれば避けたい」などの気持ちがある場合、思い切って断ることも大切です

不安要素があるまま無理にセックスすると、セックスへのネガティブイメージが根付きます。

また、一度生理中のセックスをOKすると「断りにくいから……」と次も受け入れやすくなるでしょう。

断る際には、なぜ不安なのか正直に伝えることが大切。理由を知れば男性も「嫌われたわけではない」と分かります。

もし生理中のセックスを丁寧に断って彼が不機嫌になったとしても、「自分が悪い」とは思わないようにしましょう。

女性のリスクを知ったうえで「それでもセックスしたい」と感じる男性がいれば、「やめておこう」と感じる男性もいます。

男性の価値観や女性の伝え方次第で反応は変わりますが、生理を理由にセックスを断ること自体は、自分を大切にするための前向きな行動です。

自分の身体を大切にしよう

生理中のセックスには様々なリスクがあります。

「生理中でもセックスしたい」「彼の気持ちを優先したい」などの考えもあるかもしれません。

もし生理中にセックスする場合は、なるべく身体を大切にする方法を選びましょう

具体的には以下の方法があります。

今回ご紹介したこれらの項目を意識しつつ、生理中のセックスは慎重に判断しましょう。

(岡あい/ライター)

(オトナの恋カツ編集部)