この記事を読む多くの方は、「ソフレ」という言葉を初めて聞いて、検索しているのではないかと思います。
「ソフレとは、いったいどういうものなのか?」「ソフレ関係の実態とは?」「ソフレがいるメリット・デメリット」などなど、ソフレという一風変わった男女の関係性ついて解説していきます。
ソフレってどんな関係?セフレとの違いは?
ソフレとは「添い寝フレンド」の略。添い寝をするだけの関係を意味します。
また、「ソフレ」というときは男女の間柄を指して言うことが多く、分かりやすく言い換えると「友達以上で恋人未満の関係」といったところでしょうか。
以下に、ソフレという関係性について、その実態をご紹介いたします。
一緒に寝るが、肉体関係はない
ソフレは、男女で一緒に寝るものの、肉体関係は一切ないというのが一番の特徴です。
男女で一緒のベットに入って寝るとなると、肉体関係があってもおかしくはないですが、そうじゃない。
肉体関係があるけど付き合っていない「セフレ」とは、似て非なるものなんですね。
本当に「ただ添い寝をするだけの関係」をソフレといいます。
カップルになることもある
ソフレになるきっかけのの多くは、信頼している男女の間で「ただ寂しさを埋めあいたい」と思ったから、ということのようです。
そのため、「添い寝していたら、友達の好きから男女の好きになってしまった」というケースも多いみたいですね。
実際にどれだけのカップルがソフレから発展したものなのか……気になりますね。
ソフレ欲しい?女性にアンケートで聞いてみた!
オトナの恋カツの読者に「いま欲しい○○フレンドはありますか?」というアンケート実施したところ、実に2800人以上のユーザー様にお答えいただきました。
- セフレ(セックスフレンド)=友達だけどセックス関係
- キスフレ(キスフレンド)=友達だけどキスをする関係
- ハフレ(ハグフレンド)=友達だけどハグする関係
- ソフレ(添い寝フレンド)=友達だけど寄り添って寝る関係
以下では、このアンケートの結果をもとに、現代のソフレ事情について考察していきたいと思います。
約2割の女性は「ソフレ」が欲しい
とくに仕事で疲れているときとか、残業でヘトヘトになって1人で眠りにつくのを寂しく感じるので……
ソフレのようにそっと寄り添ってくれる人が欲しいなと思うこともあります」(25歳女性/出版会社)
添い寝するだけの関係ってさっぱりしてるようにも見えるけど、心を許せる相手じゃないと無理。
そういう“ちょうどいい人”を探すのはなかなか難しそうですね」(23歳女性/食品メーカー)
「誰か寄り添える人がいれば」という気持ちから、ソフレを求める傾向にある女性は約2割いるようです。
忙しい現代社会。疲れているときやさみしいときに、ソフレが欲しいと感じるのかもしれませんね。
セフレ、キスフレ、ハグフレと並べて考えたとき、一番ライトな関係であることも影響しているのかもしれません。
3人に1人は「セフレ」が欲しい
浮気心ってわけじゃなくて、新しい世界を知りたい、っていう冒険心みたいなもの(笑)
友達だと割り切っていれば気を遣う必要もないので、純粋にエッチを楽しめそう」(26歳女性/化粧品メーカー)
女でも欲求不満になることはあるので、体だけって割り切った関係の友達がいればいいなと思うことがあります」(25歳女性/ペットショップ)
セフレが欲しいと思う女性は、ほかの○○フレンドに比べて圧倒的な割合を占めています。
欲求不満だと感じるのは男性だけではありません。
女性でもセックスを楽しみたいと思う瞬間があることを考えれば、割り切ってセックスできるセフレの関係もアリだと言えるでしょう。
ただし、望まない妊娠や感染症を防ぐためにも、必ずコンドームを使用した避妊はしていただきたいものです。
女性が思う、ソフレがいるメリットとは?
ソフレがいることのメリットは何なのでしょうか?現在ソフレがいる女性たちにインタビューしてみました。
さみしいときに満たされる
さみしさを感じたときにエッチやキスをしたいと思う女性もいると思いますが、心が満たされる度合いは人それぞれ違います。
添い寝でじゅうぶんな女性にとっては、ソフレの関係がちょうどいいようです。
これからの季節、人肌恋しいときには、(恋人がいない人は)ソフレがいるといい……のかもしれません。
安心感を得られる
安心感にもソフレの存在は影響するようです。とくに、一人暮らしをしている女性にとってはいいのかもしれないですね。
さみしい心を満たすことと似た部分もありますが、安心を実感して改めてソフレの存在の大切さに気づくことも!
友達だけど、友達以上の関係でいられる
“友達の中でも特別”って線引きした関係でいたいから、今のソフレとの関係はやめられない」(27歳女性/IT企業)
さらに相手の男性もあなたのそんな気持ちに気づいてくれれば、友達以上の良好な関係を築いていけるでしょう。
「友だちの中でもあなたは特別な存在」ということを、自分の中でしっかり線引きできるのがソフレです。
セフレのような後ろめたさがない
ソフレは体の関係ってイメージに一番遠い関係だから、“やっぱやめたほうがいいかな”とか考えなくてすむ」(25歳女性/銀行)
セフレと比べて、実際に肉体関係を持っているわけではないため、あまり気まずくはなりにくいのも、ソフレという関係性のメリットなのかもしれません。
やめようと思ったときにやめやすい
さみしいときとか安心感がほしいときだけ、って期間限定みたいな関係もアリ」(26歳女性/飲食店)
関係を解消しやすいところもソフレならでは。お互いの存在が必要なときだけ、と割り切って関係を続けることができる。
もし、他に好きな人ができたり、彼氏ができたりしても「ソフレ」なだけの関係なので、もめ事がすくなくて済むようです。
そんな自由度の高さもソフレの良さですね。
男性が思う、ソフレがいるメリットとは?
男性が思うソフレのメリットには、女性とはちょっぴり違う部分があるようです。
現在ソフレがいる男性たちへのインタビューから、女性との違いを考えてみましょう。
ソフレに家事をしてもらえる
家事が苦手な男性にとってはとくに、ソフレが家事をしてくれると嬉しいようです。
家族のようなソフレとの関係を目の当たりにしたら、その良さを再確認できることも。
ソフレがいるからさみしさがまぎれる
いつも一緒にいるわけじゃないけど、さみしいときに寄り添ってくれるソフレの存在はありがたいです」(25歳男性/会計事務所)
実は、人肌恋しいと思っているだけの男性もいるんです。
満足はしたいと思いつつも、仕事で疲れた夜などはエッチするよりは、人肌を感じながら一緒に寝たいだけの男性が多数。
人肌が恋しいと思うのは、男性も女性も一緒のようですね。
恋愛のようなめんどくささがない
恋愛のめんどくささに嫌気がさしたときは、新しい彼女を作ろうという気持ちをしまって、ソフレとのやすらぎを楽しみます」(26歳男性/スポーツジム)
恋愛のめんどくささからの逃げ場所として、ソフレとの関係を求めるという男性意見も。
とくに彼女とうまくいっていないとき、彼女と別れたばかりのときなど、肩の荷が降りるやすらぎのひとときを楽しめるようです。
ソフレ関係のデメリット・注意点
男女どちらから見てもいろんなメリットがあるソフレ関係ですが、落とし穴があることも忘れずに!
ここでは女性へのインタビューをもとに、ソフレ関係の注意点を見ていきましょう。
セフレになってしまうことがある
相手も友達だし、自分もそういうつもりじゃなかったんですが……。
やっぱり女性と添い寝してることに、ムラムラしてしまいました」(24歳男性/アパレル)
いつものように添い寝をしていたら、どちらともなくズルズルと……そんな経験のある女性もいるようです。
お互いに体の関係が狙いではなかったとしても、一度エッチをしたことでソフレとしての関係が気まずくなってしまうこともあります。
とくに男性は、性欲が抑えられないこともあるので、ソフレと寝るときは露出の少ない服装にするなど女性側に工夫が必要です。
どちらかが意識していると関係を続けづらい
本当のところはわからないから、実は相手が承認してないことも考えておいたほうがいい」(23歳男性/飲食店)
実はどちらかが、ソフレ関係を承諾していない……片方がもう片方を「異性として」意識していることも珍しくありません。
添い寝をしながら体の関係に持ち込むチャンスをうかがっている……その可能性も0ではないのです。
ソフレとしての信頼関係をじゅうぶん築けていないうちは、油断は禁物ですよ!
ソフレ関係が浮気や不倫になる
彼女に私たちの関係を説明してもうまく伝えられないと思ったので、とにかく平謝りしました」(25歳女性/証券会社)
当人達にはやましい気持ちがなくても、やはり男女が寄り添って寝るというのは、恋人の立場からしたら許せないもです。
ソフレ関係の当人たちのことは、周りの人間には理解しにくいもの。
友人でも理解できないという人がいる中、ましてや恋人や結婚相手に理解してもらうのは至難の技です。
ソフレのどちらかに好意が生まれる
添い寝してると相手を身近な存在に感じるから、好意が生まれるのもしょうがないことなんだけど……結局その人とはもう会わないことにしました」(25歳女性/看護師)
気持ちに気づいたまま、無視をしてズルズルとソフレ関係を続けるのは、一番よくないです。
身近な存在だからこそ好意が生まれるのも納得。ですが、片方に好意が生まれるとソフレ関係を続けるのは難しくなります。
片方の好意に気づいた時点で、気持ちに応えるか、関係を解消するか、決断をするのが吉です。
「ソフレ」を求めやすい人の特徴
ここまで読んでいただいた方の中には、「私はソフレなんて作らないし……」と思っている方も少なくないのではないかと思います。
しかし、ソフレになりやすい・ソフレを求めたがる人には特徴があるんです。もしかしたら、あなたも当てはまっているのかもしれません。
どんなタイプがソフレを求めやすいのか、3つの特徴を挙げてみました。
SNSに依存している人はソフレになりやすい
SNSに依存してしまう人は、ソフレが欲しいと思う傾向があります。
なぜならSNSには、キラキラした内容の投稿が多く、周りの友人はカップルばかり、自分だけおひとりさま……
そんな状態だと、自分を認めてくれる誰かを求めてしまうのも無理はないのかも。
誰かと繋がっていたい、誰かに認めて欲しいという気持ちが「ソフレ」という形で解消したいと思うようです。
SNSの依存をやめるためにソフレを探す!なんて人も少なくないようです。
ストレスを溜め込んでしまう人はソフレになりやすい
何かとため込んでしまうタイプの人はソフレを求める傾向にあります。
言葉で伝えるのが苦手で、ストレスをためてしまう……それを人肌によって解消するようです。
アンケートでも、悩みやストレスをソフレにやわらげてもらうために、ソフレがいたという人が目立ちました。
今がとてもつらい人はソフレを求めている
とてもつらい現状にある人も、「ソフレが欲しい」という気持ちになりやすいようです。
- 仕事で疲れたとにかく癒されたい。
- 失恋してとにかく慰められたい。
- もう無理とにかく優しくされたい。
などの理由から、「ソフレが欲しい」と考えるようです。
「つらいときに寄り添う」の最上級がソフレという方法になるのかもしれません。
ソフレがいる一番のメリットは…
ソフレの一番の良さといえば、手軽に人のぬくもりが手に入るところではないでしょうか。
カップルになってしまうと、相手との関係を維持するためにあれこれ考えて動く必要があります。
恋愛におけるしがらみを抜きにして考えられる“添い寝だけの友達”であれば、人のぬくもりに身を預けて手軽に安心できる……そんなソフレならではの良さが、人気の秘密なのでしょう。
(オトナの恋カツ編集部)