エッチの相性問題がネットでわりと人気なようで、たとえば「指が長い男はスケベだから、ベッドの上で女性にあれこれ尽くしてくれる=相性が良くなる」なんてことが言われていたりしますが、どうなんですかね?
たとえば遺伝子的な話(仮説)から、この手の都市伝説が生まれたのかもしれないけれど、遺伝子までいかなくても十分「相性」を語ることはできるわけでして。
■まず前提として「エッチの好き度」が似ていること
エッチの相性を見るとき、まずあなたと彼とで、エッチの好き度合いが似ていることが前提となるはずです。
「わたしはエロいことに興味津々だけど、彼は淡泊で」という場合「相性がいい」とは言いがたいですよね。
反対に「彼が『したがり』で、わたしはそういう彼にうんざりしている」というケースも、相性の良さ以前の問題ですよね。
エッチする前というか、付き合う前に、彼と飲みに行って、多少彼を酔わせてもいいので「彼がどれくらいエロいことが好きなのか」を見極めておくことって、とても大切なことです。
■何回もイってくれる彼女
エッチの好き度合いが似ているという前提に立ったうえで、男子は何回もイってくれる女子に対して「この子とのエッチの相性は抜群だ!」とひとりごちます。
もともとイキやすい体質の女子なのではないか?とかって男子はあまり考えないんですよね。
考えたところで「でもなんだかんだ言って、やっぱり彼女とおれは相性がいい」という結論に喜ぶのみです。
とにかく、前戯の段階で何回かイってくれて、INして3分もしないうちにまたイってくれて、それから10分間に体位を変えつつ4回くらいイってくれて……みたいなことになると、彼はもう「相性抜群やん!この子のことを手放したくない」と思うんだから。
ではイキづらい体質の女子はどうすればいい? ということですが、そのソリューションが以下。
■性癖をちゃんと伝えてくれる彼女
後ろから犯されるようにやられたら興奮するとか、反対に男子をいじめるのが好きとか、みなさんそれぞれ自分の性癖って持っていますよね?
彼も性癖をもっています。男らしい彼であっても、じつは女子にいじめられたいと思っているとか、制服を着てくれないと興奮しないとか、とにかく女子のお尻が好きで、とりわけハミケツが好きだからフルバックのパンツを脱がさないで後ろからINしたいとか。
そういうことを、笑わず、茶化さず、真剣に話し合えるふたりはきっと、エッチの相性が良くなります。
最初はぎこちないエッチであっても、やがて相性抜群になります。
エッチって、女子はとくに「精神的なことが大きく作用する」と言われていますよね。男もおなじなんですよね。
たとえば、ホントはケツフェチなのに、それを彼女に知られたら変態だと思われてドン引きされるかなとかと恐れているから、中途半端なエッチしかできないカップルがいるとします。
そうすると、結局、歯の奥にものが詰まっているみたいな感じで、男女ともに相性に疑問を抱くようになって関係がフェードアウトして終わってしまうのです。
いかがでしょうか?エロって、ホントは明るく健全に語るものなんですよね。
隠れるようにエッチするとか、エロいことに興味津々な自分は無類の変態なのか?と、自分の精神を疑って哀しい思いをするとか、そういうの、ホントは必要ないんですよね。
明るく健全に語るからこそ、カップルでお互いにお互いのことを知ることができて、エッチに思いやりと工夫が生まれて、相性が合うようになってくるのです。
(ひとみしょう/作家)
(オトナの恋カツ編集部)