0.02mmのコンドームを愛用している松本ミゾレです。
最近のコンドームというものは良くできたもので、とにかく薄く、挿入時の快感を損ねず、しかも丈夫です。日本のコンドームは世界的に見ても高いクオリティで完成されているなんて言われてますが、さすが「ものづくり大国」というだけのことはありますよね。
さて、そんな便利で重宝するコンドームの使い道といえば、セックス以外にはないわけなのですが、どんなに素晴らしいアイテムであっても、使っている側に落ち度があれば十分な効果を発揮しません。
使っている側の落ち度というのは、しっかりと装着していないとか、間違った使い方をしているとか、そういうことです。
これによって、性交時に外れてしまうという失敗だってない話ではないのです。さらには、しっかりと装着していたはずなのに、何故か外れてしまったというケースもあるんですよね。
今回はコンドームの使用時における、割と洒落にならないトラブル事例をご紹介したいと思います。
装着ミスであわや……
最初の「落とし穴」は、冒頭でも書いた装着の不完全な状況でのセックスについて。
男性なら一度ぐらいは誰でも経験したことがあると思えるほど、メジャーな失敗例ですけど、要はコンドームを相手に装着してもらうという過程で起こるトラブルです。
手なり口なり使って、男性器にコンドームを被せるといった経験、皆さんも何度か経験があると思います。このとき、割と根元までしっかり覆ってないまま完了とする場合があるんですね。
コンドームは装着時は根元までしっかりと覆うことが使用する上での前提。ただでさえ内部では摩擦が生じますから、装着が不完全だと、途中で外れてしまい、膣の中にコンドームが置き去りになってしまうことも考えられます。
下手すると取り出すのにかなり苦労することも考えられますし、最悪なのは外れていることに気が付かずにフィニッシュに至るパターンです。
大切なのは、挿入時にしっかりと根元まで被せたかどうかをチェックすること。この簡単な要項を見過ごしたばかりに、後々になって後悔することがあるのです。
つい数ヶ月前にも、僕はこの手のトラブルで冷や汗をかきました。お互い、気持ちが昂ぶると、服を脱ぐのももどかしくなってベッドインするなんてことは多々ありますが、ことコンドームの装着の折には、一旦冷静になる必要がありますね。
装着中に一旦萎えてしまい……
続いても、結構あるあるなトラブルです。
男性器が大きくなるのって、あれはメカニズムで言えば興奮してアソコに血流がグイグイ押し寄せた結果なんですが、ある程度年齢を経ると、この勃起状態の維持にも色々と苦労が絶えません。
若い頃と違って、ちょっと刺激が感じられなくなったら、すぐに萎えてしまうようになります。コンディションが悪い場合なんて、セックス中に体位を変えようとモゾモゾしているうちに、萎えることも……。
このときコンドームと男性器の間に、多少なりとも密度の低下が発生しています。隙間が空いてしまうというべきでしょうか。
そのまま再度勃起することに成功して、挿入を再開しても、このせいでコンドームがやや外れやすくなることを意識しておいたほうがいいでしょう。
コンドームは消耗品ですから、こういうことがあったら一旦新品と交換するのも手かもしれませんね。
おわりに
コンドーム関連のトラブルは、失敗したときに取り返しのつかないミスを招きがち。
より安全なセックスを楽しむためには、しっかりと用法を守った使い方をしなければなりません。
日本のコンドームは確かにクオリティが高いものですが、たった数百円から1,000円程度で購入できるものだからこそ、効果を過信せず、慎重に使うことにしたいものですね。
(松本ミゾレ/ライター)
(オトナの恋カツ編集部)