「彼とのお付き合いは長いし、セックスも何回もしてる。でも……中イキを経験したことはない」
「『中イキ』って言葉は知ってるけど、まだ体験したことはない」
そんな女性も多いのではないでしょうか。
中には「毎回、パートナーばかり先にイってしまって、物足りなさを覚えている」という方もいらっしゃるかと思います。
そこで、この記事では「中イキできないのはなぜ?」といった疑問はもちろん、「中イキできるようになるためのコツ」、併せて「中イキしやすい体位」についてもお伝えいたします。
中イキって、どんなもの?
本題に入る前に、まず「中イキ」について簡単にご説明いたします。
女性には性感帯がさまざまあり、キスだけで感じる人(唇が性感帯)もいれば、乳首で感じる人、耳や首筋で感じる人もいます。
その中でも、女性の性感帯として挙げられるのは性器。とくにクリトリスです。
このクリトリスでオーガズムを得ることを「外イキ」と言います。
対して「中イキ」は、女性器の中への刺激でオーガズムを得ることを指します。
しかし、「中イキ」できる人が少ないのも事実。
そこで次の項で、中イキするにはどうすればいいのかを紐解いていきましょう。
中イキのメカニズム
できる人はそう多くない「中イキ」。
そんな中イキですが、女性器(膣)の中……とくに「Gスポット」や「ポルチオ」と呼ばれる部分を刺激することで深いオーガズムを得ることができるようです。
この項では、「Gスポット」「ポルチオ」それぞれについて説明していきます。
中イキポイント1:Gスポット
「Gスポット」とは、膣の中、恥骨の裏のあたりにあるすこしざらつきのある場所です。
女性によって差はありますが、おおよそ膣口から4~5㎝のところにあります。
このGスポットで得られる快感は、一説には「クリトリスを裏から刺激されることによるもの」とも言われているようです。
大きく2種類に分けられる「中イキ」のなかでも、とくにオーガズムを感じやすいポイントが、このGスポットです。
膣の中にあるだけあってとてもデリケートな部分なので、パートナーとのセックスでの前戯や、オナニーなどで触るときにはやさしくゆっくりとなぞっていきましょう。
はじめからオーガズムに達する女性は多くないようですが、少しずつ繰り返してなぞっていくことでよりイきやすくなっていくはずです。
中イキポイント2:ポルチオ
ポルチオは、子宮口のあたりにある中イキポイントです。
膣の奥にあるため、セックスやオナニーの際に刺激するのは少しテクニックが必要となってきます。
刺激するにはGスポットよりもより丁寧に、力を込めずにじっくりとなぞっていくことが大切です。
ポルチオで快感を得られるようになるには時間がかかる女性も多いようですが、その分大きく深い快感を味わうこともできるようです。
女性によっては「オーガズムの波が何度も襲ってくる」状態にもなれるそうですので、「もっとイキたい」と思っているなら開発してみてもいいでしょう。
しかし、なかなか快感を感じられない女性も多いのが、「Gスポット」と「ポルチオ」に代表される中イキスポット。
ゆっくりと慣らしていけば誰しもある程度の快感を得られるはずですが、どうして気持ちよくなれないのでしょうか?
次の項で、その原因に迫ってみたいと思います。
中イキできないのはなぜ?
Gスポットやポルチオに代表される「膣の中」への刺激によって大きな快感を得られる「中イキ」。
しかし、すべての女性ができるわけではないようです。
中イキできる女性と、中イキできない女性……その違いや、中イキできない原因は、どこにあるのでしょうか?
中イキできない原因1:性感帯が未開発
中イキには膣内にある2つの性感帯「Gスポット」と「ボルチオ」。そもそもここが未開発の場合は中イキ以前の問題です。
Gスポットは膣内に指を入れ、上向きに曲げると指の腹で触れることができる部分、ちょうどお腹の内側に当たるエリアです。
またボルチオは子宮口近くにあるもので、膣内の奥に当たる部分。
本当はパートナーに開発してもらうのが一番ですが、自分で開発することもできます。
その場合は自分の指やバイブなどを使用して、膣内の気持ちいい部分を探ってみましょう。
中イキできない原因2:前戯が不十分
中イキまで到達するためには、そこまでの過程が非常に重要です。
じっくり時間をかけて全身を愛撫してもらい、身体を温め気分を盛り上げます。
この前戯が十分に行われていないと感じる場合は、パートナーにそれとなく相談してみましょう。
また、先にクリトリスでイクことによって身体が敏感になるので、中イキ前に一度イッておくことをおすすめします。
身体的に体が温まっていないと、精神的に冷めてしまう場合もありますので、冬や冷え症の方は要注意。
事前にしっかりお風呂に浸かり、エッチの最中もお腹が冷えないように布団を被るなどの対策が必要です。
中イキできない原因3:精神的ブレーキがかかっている
初めての中イキというのは、女性にとって未知の領域でもあります。
そのため、無意識に自分でブレーキをかけている場合があります。
イクことへの恐怖心や羞恥心が捨て切れず、完全に興奮していないと中イキが難しくなります。
パートナーとの信頼関係を築くことはもちろんのこと、素の自分をさらけ出すことが大切です。
……さて、いくつか原因を探ってみたところで、「実際に中イキするためにはどうすればいいの?」と気になる方もいるでしょう。
次の項では、「中イキしやすくなるコツ」についてお伝えいたします。
中イキできるようになるコツ
中イキするには、いくつかのポイントを押さえる必要があります。
できるだけイきやすくなるコツをお伝えしましょう。
ポイントを把握しよう
まずは、先述の「Gスポット」や「ポルチオ」の位置を把握しましょう。
ご自身で膣の中に指を入れてみたり、パートナーとのセックス時に探ってもらったり……。
探し方は様々ですが、一番大切にしてほしいのは「無理をしない」こと。
膣の中はとてもデリケートなので、ポイントを探る前にはしっかりと手を洗い、触るときにもゆっくりと動かすよう心掛けてくださいね。
刺激の仕方を変えてみよう
自分の「Gスポット」や「ポルチオ」の位置が把握できたら、次は刺激の仕方を色々と試してみてください。
基本は「ゆっくりとなぞる」こと。
だんだんと「気持ちいいかも……」と感じ始めたころに、少しずつ刺激を強くしてみたり、なぞるリズムを変えたり、あなたにとって一番気持ちいい触り方を探っていきましょう。
セックス時には、パートナーに工夫してもらうのもいいでしょう。
中イキには想像力も大切
これはとくにオナニー時に言えることですが、中イキするためには「想像力」も大切です。
誰と、どんなシチュエーションで、どんな風なセックスをしているのか……
できるだけ性的に興奮する妄想ができたほうが、より没入感を得ることができ、結果としてイきやすくなりますよ。
道具を使ってみるのもアリ!
中イキするためには、どうしても自分の指では届かないところを刺激する必要も出てきます。
そんなときには、バイブレーションやローションなどを有効に使って、より「気持ちよさ」を追求してみてください。
中イキしやすい体位って?
セックスで中イキするには、前戯はもちろん、体位によっても中イキしやすいものがあります。
代表的なものを3つ、ご紹介しますしょう。
騎乗位
女性が男性の上にまたがって腰を動かす「騎乗位」。
中イキしやすい体位としては、これが最も快感を得られるものではないでしょうか。
自分で腰を動かすことで、Gスポット・ポルチオの「中イキスポット」にあなた好みの刺激を与えられます。
バック(後背位)
こちらもポピュラーな体位ですが、実はGスポットやポルチオにペニスが当たりやすい体位でもあるのです。
とくに、「寝バック」と言われる体位ではその刺激が強く感じられるものになるため、より深く大きな快感を味わうことができるでしょう。
正常位
正常位の中でもとくに、お互いにしっかりと抱き合う正常位は、男性のペニスが膣の奥まで入るため、ポルチオを刺激するのにぴったりな体位でもあります。
パートナーには奥を突くのではなく、「じっくりと押し当てる」ように頼んでみると、より中イキしやすくなるはずですよ。
中イキの感覚をつかんでもっと気持ちよく
中イキできるとより良いセックス、オナニーでのオーガズムが得られます。
オーガズムを経験すると、一説にはホルモンバランスが整い、美肌効果もあるのだとか。
パートナーとの関係をより良いものにしていくためにも、ぜひお試しください。
(オトナの恋カツ編集部)