先日、ある飲み会に参加したときのこと。
たまたま隣に、僕と同じくフリーライターの女性が座っていたんですが、まあこの女性が、とんでもなかったので今回はそのときの話をしたいと思います。

この女性、仮にYさんと呼ぶことにしましょう。
Yさんは見た目は物凄い美人で、男性経験もやたらと豊富な女性。前々から男性遍歴についての「偉業」だけは小耳に挟んでいたので、正直出会った瞬間「コイツが例の!」と思っちゃいました。
僕は小心者。同業者には手を出さないので、ひたすらシーザーサラダをモリモリ食べるマシンと化していたのですが、Yさんたら、飲み会の冒頭だというのになんとなく楽しくなさそう。
誇張でもなんでもなく、10秒に1回はため息をついて、なんだか隣にいるだけでこっちの元気もなくなりそうだったので、思い切って質問をぶつけました。

「あんたさっきからため息ばっかだけど、そんなつまんないなら帰ればいいじゃん」

すると彼女はこう言いました。

「松本さん、ごめんなさい。私ちょっとおかしいんです。
こういう仕事(恋愛コラムニスト)をしていると、無条件でモテると思われがちですけど、私は男性と付き合っても、幸せになれなくて。
それで悩んでいるんです」

大体こういう感じの回答が返ってきました。
正直「あ、なんかめんどくさい感じの人だ~!」と思っちゃいました。

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不幸自慢は肉体目当ての男性しか食いつかない!

そこからYさんは、これまでの自分の恋愛遍歴について、何故か自嘲気味に色々と話してくれました。
恋愛遍歴といっても、楽しかった思い出についての話はほとんど出さず、悲しい別れや、自分がいかに男性に騙されてきたかという話ばかりだったんですけど。

僕としては「この人と付き合っても、別れたらこうやって酒の席で話のネタにされるのかぁ」としか思えないんですが。
シーザーサラダをモリモリと食べながら話をぼんやり聞くふりをしていたのですが、一通り話し終わると、Yさんは何故かじっと僕の目を見つめ、こう言いました。

「重い話なのに、最後まで聞いてくれてありがとう。
でも、こんな不幸な女、嫌でしょう?」

こんなことを言われたので、「当たり前だろ」と返し、有り体に思ったことを率直に話しました。
要点をまとめると、こんな感じです。

まず初対面でシーザーサラダを食べている人間にする話の内容ではないことと、次に“報われない恋愛自慢”を聞かせて、同情を誘っているように感じたこと。
それからこの手の話に「大変だったんだね、俺は今までの男とは違うよ!」と食いついてくる男性は、大抵本気で心配していなくて、肉体関係目当てで甘い言葉を掛けているだけということ。
この三点を伝えてみたのですが、もう本当に露骨に嫌な顔をされました。

ただ、こっちも嫌な顔をされる筋合いはないんです。
楽しいお酒の席にそぐわない話を振ってきて、同情されないと分かると嫌な顔をするというのは、身勝手です。
「そんなんだから、“不幸”なんじゃないの?」と言うと、Yさんは立腹して別の男性の隣に移動しちゃいました。

 

そもそも不幸な恋愛ってなに?

Yさんに限らず、不幸自慢めいた話を他人に聞かせる人は、自分にもその原因があるとは言いつつ、結局のところ「そうじゃないよ」という否定待ちをしているみたいなところがあります。
この手の女性のこういう話に対して、ニュートラルな視点で考えて返事をする場合、過去の恋愛の嫌な部分しか語らないような人には本気でアドバイスをしようとも、慰めたいとも思わないのが普通ではないでしょうか?
なんというか、雑。
進んで粗末な恋愛に走っている印象しか抱くことができません。

案の定Yさんは、その後別の男性に同じ話をして「それは大変だったね」とか言われながら、そのままホテル街に消えていきました。
言葉よりも行動に、その人の本質が表れるものです。
彼女の場合は、自分から不幸自慢の話の種を摘もうとしているようにしか思えません。

こういう女性の「どうせ私は不幸な恋愛しかできない」という言葉が、僕は何より嫌いです。
恋愛についての本当の不幸は、さまざまな環境が原因で出会いがないことです。それが一番の不幸なのです。
不幸な振りをして男漁りをするような女性が、本当の意味で不幸なわけがないのです。

 

おわりに

この話には後日談があります。
飲み会の数日後、Yさんと一夜を共にした男性が、SNSにこんな日記をアップしていました。

「ありえない。あの女、俺との夜をダシにして、あることないこと言いふらして同情を買って、別の男と寝てやがった(涙)」

YさんもYさんですが、この男性も相当バカだなぁと思ったものです。
今回ご紹介した話はちょっと極端な例ですが、似たような話はどこにでも転がっているもの。
男女どちらも幸せになれない肉体関係なんて、全く勘弁してほしいところですよね。

(松本ミゾレ/ライター)

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