「彼氏がゴムをつけてくれなくて……」と悩む女性は、いまだ少なくありません。

望まない妊娠は女性の心と体を深く傷つける場合もあります。また、仕事やプライベートにも影響を与えてしまう可能性も出てきます。

避妊はなにも、「女性だけ」が取り組むべき問題ではありません。とはいえ、女性自身も気を付ける必要があります。

今回の記事では、女性のために、女性自身で行える避妊方法についてお伝えします。

必ずやるべき避妊対策!あなたの体と心と未来を守るために

ピルは比較的確実な避妊法

ピル

ピルは排卵を抑制する作用のある錠剤で、産婦人科で診察してから処方されます。

ものにもよりますが、その多くが1日1錠同じ時間に飲み、3週間飲み続けたら1週間休むペースで服用します。

正しく使用すれば避妊率はほぼ100%。

薬といえば気になる副作用ですが、最近主流となっている『低用量ピル』は以前のピルより改良されていて、昔よく言われた「ピルを飲むと太る」のようなことはほぼなくなりました。

頭痛や吐き気を感じる場合もありますが、3か月くらい様子を見るうちに治まってくることが多いようです。(個人差あり)

ピルは避妊目的以外にもさまざまな婦人病の治療または予防としても使われる薬で、子宮内膜症や生理不順、月経前症候群の予防効果のほか、生理痛が軽くなる効果もあるのです。

注意点は、毎日必ず飲み続けること。ピル使用者が避妊に失敗する原因のほとんどが飲み忘れによるものです。

ピル服用期間に他の病院にかかるときは、ピルを服用していることを忘れず医師に伝えてくださいね。

また、望まぬセックスから妊娠の恐れがあるときには「アフターピル」という避妊薬も使用可能です。

アフターピルを使用する

先ほども紹介しましたが、アフターピルは「緊急避妊薬」ともいわれる薬。

黄体ホルモンを主成分とし、女性の体を「妊娠した状態」に近づけることによって排卵を抑制し、卵子と精子が出会う(受精する)のを防ぐものです。

結果として、妊娠も防ぐというわけです。

「“緊急”避妊薬」というだけあって、セックスの後に服用するのがこのアフターピルの特徴。

時間の制限としては、セックスのあとの約72時間(3日間)以内に飲むことが必須で、セックスから服用するまでの間隔は短いほど効果が高いといわれています。

しかし、このアフターピルにも副作用はあります。人よっては頭痛や性器からの出血、だるさや寒気を感じることもあるとのこと。

まさに「最後の避妊手段」なので、できれば使わないように、普段からしっかりとコンドームをつけて避妊するように心がけましょう。

女性用コンドーム

男性がつけるものが一般的なコンドームですが、女性用のコンドームもあることを知っていましたか?

女性の膣にあらかじめセットしておくもので、大きな薬局やネット通販で購入できます。

正しく装着すれば避妊率は97%と、男性のコンドームと同じ効果が期待できます。

女性用コンドームも男性用と同じく使い捨てです。

女性側で用意し装着するので女性側が避妊をリードできること、あと男性用のコンドームより丈夫な素材でできているので比較的途中でやぶれにくいことが利点。

ただし、お値段は男性のものより高く商品によって違いますが大体1個につき300円前後であることや、そもそもセックスの前に挿入することなどから「雰囲気が作りづらいかも?」という声もあるようです。

欠点は、装着を間違えると避妊率がかなり落ちること。商品パッケージの取説をよく読んで、商品の口は必ず膣の外に出して使用しましょう。

また、男性用コンドームとの併用はできません。

お互いの素材がこすれ合って破れる確率が高くなってしまうので、絶対一緒に使わないでくださいね。

基礎体温法とコンドームを併用

condom

基礎体温は婦人用体温計(ドラッグストアで購入可)という、小数点2ケタ台まで測定できる体温計で測ります。

朝目覚めたら、体を起こす前に婦人体温計を口に入れて測定します。

毎日測定した体温を折れ線グラフにしていくと、1ヶ月経った辺りで体温が低い時期と高い時期に分かれることに気づきます。

これによって排卵日を知ることができるので、その日の前後を避けてセックスを行うという避妊法です。避妊率は95%。

基礎体温を測定することによって自分の体を深く知ることができ、生理が始まる日もほぼ正確に分かるようになるので、できれば全ての女性に基礎体温を付けて欲しいものです。

妊娠しやすい日や女性ホルモンの分泌状態も分かるので、いつかは赤ちゃんを産みたいと思う女性は是非付けることをおすすめします。

避妊方法としての欠点は、生理不順などが原因で体温のグラフが整わずに排卵日の予測が難しい方にとっては利用しづらいことです。

外出しは避妊方法ではありません

避妊は「コンドームをつけていれば安全」ということはありません。コンドームは破れる事故がとても多いのです。

また外出し(膣外射精)は避妊方法とは呼べません。射精の前の男性器の先にはすでに精子がにじみ出ているからです。

避妊は2つ以上の方法を併用することをおすすめします。自分の体を守るために、慎重には慎重を重ねてくださいね。

(オトナの恋カツ編集部)