女性は男性よりも性欲が希薄というわけじゃありません。
でも、「そういう気分じゃないの」という日はあって、それは生理が来ているだけが理由ではないのです。
疲れていたり、他にやりたいことがあったり、はたまた「なんかダルいし、やる気がない」という曖昧な気分だったりするのを、男性は残念ながら、あまり汲んでくれません。
それどころか、セックスを拒否した瞬間にむっつりして機嫌を損ねる人もいます。
彼のことは好きだけど、今夜はムリっぽい……そんな時にどういう言い方をすればいいのか?
上手なお断りの言葉を考えてみます。
体調が悪いから、ゴメン
風邪の予感がなかろうが、平熱でピンピンしていようが、「ちょっと具合が悪い……」と言って暗い表情を見せれば、彼氏はそれなりに気遣ってくれるはずです。
体調が悪いと訴える彼女に、それでもヤリたいと迫るオトコなんて、そもそもいかがなものかと思いますし、お断りの言葉としては妥当でしょう。
それに、ボディタッチやキスをされてもその気になれないのは、性欲が減退している証拠。立派な体調不良です。
心身ともに健康であれば、愛する彼氏のアプローチにムラムラするはずですから。
ちっとも淫らな気分になれないということは、どこかに不調をきたしていて、無理にセックスに応じる必要もないのです。
嫌々ながらしたところで気持ち良いわけがなく、ストレスが溜まるだけでしょう。
性欲が高まらなければ濡れませんし、挿入時に痛みを覚えるかもしれません。
「具合が悪いからしたくない」という言い訳は、決してウソじゃないのです。
勝負下着じゃないから、また今度
お付き合いを始めてそれほど経っていないのなら、お断りの理由になり得る言葉です。
また、「今日は勝負下着じゃないから」だけでなく、「セクシーな下着で、イロイロと楽しませてあげたいから。また今度にしよう」と、ちゃんと次があることを期待させるようにしましょう。
ただ、このお断り方法は、交際期間が長くなるほど使えなくなります。
あるいは、すでに勝負しない下着を見られている場合、使用不可になるので注意が必要です。
明日は早いから、余裕のある日に
次の日が休日であれば使いづらい言い訳ですが、仕事を盾にすれば、彼氏も「仕方ない」と引いてくれるはずです。
もちろん、実際には通常勤務で朝早いわけでもなく、忙しくなくたって構いません。
そして、この場合、「私もしたいんだけど、仕事があるから難しいなぁ。残念だなぁ……」というニュアンスをかもし出すことが大事です。
恋人とのセックスより仕事が大事と思っていると受け止められれば、その後の交際にも影響を与えかねません。
ウソでも「その気はある」と装うべきでしょう。
でも、職場恋愛をしているならウソがバレやすいので、工夫が必要です。
「帰宅後に家で仕事しなきゃいけない」と言うか、早めに出勤してウソを本当にしてしまうか……
いずれにしても、その場限りの言い訳として使うには要注意です。<
まとめ
彼氏にウソなんてつきたくありませんが、良い関係を保つためには、「優しいウソ」もアリでしょう。
無理に彼の性欲を受け入れて心身共に疲労するだけなら、しない方がマシです。
好きな人の希望に沿えないことを残念に思っても、お断りすることに罪悪感を覚える必要はありません。
だって、セックスは二人で楽しむものですから。
彼のために身体を与えて、「求められるから、してやっている」わけではないのです。
心が一つになれないとわかっているのであれば、お断りするのも致し方ないこと。
最高のセックスができる時に精一杯、彼を愛すれば良いんじゃないでしょうか。
(沙木貴咲/ライター)
(オトナの恋カツ編集部)